世の中に色々なことが起きているためか、最近では目立って見られるもののトーンが落ちてきているなと感じます。
主義主張もそうだし、ファッションなんかの色合いもそうです。
カラーで例えて言うなら黒やネイビーばっかりな感じで、女の子っぽいものがあまり見られないというか、あっても隅に追いやられているようです。
ちょっと前までは無理をしてでも笑うみたいな性質の、女性性の全面押しみたいな世界もあったと思うのですが、それもなくなって心配です。
これには何が起きているんでしょうか。
ロマンティックは傷と一緒??
思えば、今まで女の子が大好きな夢の世界みたいなものは、ある種のノスタルジーや感傷と共にあることが圧倒的です。
すると今こそ、女の子がただ女の子として振る舞えば新しくて可愛い女子的な世界感というものが出来るのではないかと思われますが、それもなかなか目立ってきません。
女の子っぽいものが出て来られなくなったということは、女の子は疲れちゃったのかしらということが推測できますが、それにしても、それそのものも直接的に感じられるようではないというのなら、不思議な現象です。
実は私は、それは女の子の中で考え方の転換が見られている表れではないかと考えるのです。
ロマンチックは傷ついた心持ちと一緒というような見た目は、環境に合わせて自然にそうなる、仕方がないことであって、つまり自分たちのせいじゃなかったわけです。
若ければ若いほど普通にしていたらとても幸せで夢見心地なんですから、傷ついた思いなんてないならない方がいいに決まっています。
つまり、別に傷なんて女の子は元々好んでいるものではなく、ただ自然と出来たそれをロマンティックな想いとともに詩っているだけだったのでしょう。
長らく夢の世界を作るときにそれと心の痛みが共にあるみたいなことをずっと続けてきて、女の子の心境としては、もうそれは変えたいと思うようになってきているのではないかと思われます。
自分たちのせいじゃないなら、その傷をやめたいし、それに気付いたのならそれをいいものとして売り物にするのはなしにしたいと考えるようになってきているのではないでしょうか。
一時沈んでいるロマンティック
そんなわけで、今は女の子は新しい女の子らしさを構築中な気がします。
今までの自己愛みたいなものの中に少々否定がかかるものがあって、より元々の、幸せなだけの自分たちの性質をフォーカスすることが出てくるんじゃないでしょうか。
そういうとき、それでも心が傷つくことというのはあるわけで、そういう人たちに対して見せびらかさないでよみたいな主張もありますが、可愛いものは万能に強いので、いったん可愛くロマンチックなものを作り切れてしまいさえすれば、それを見せることによってかえってそのような人たちの気持ちも落ち着いたりすると思います。
女の子の持っている、ただロマンティックなだけの、可愛いだけの世界というのは、作るまでは大変かもしれませんが、そのような理由で出しさえすればきっと支持されるでしょう。
そのようなものの登場というのを心待ちに思ってしまいます。